ハンディキャップテニス特別講習会

(1983年〜1984年)


 人は様々な心にふれあい、囲まれて時を過ごします。
 温かな心を身近に感じて,安らぎのひとときを過ごすことも、
 好きなスポーツに取り組み、熱気溢れる闘志がぶつかり合う中で
 全力の汗を流すこともあります。

 いろいろな心に出会い、いくつもの心が交わり合うところでは、新たな世界が開き、
 新しい楽しさが生まれることがあります。

                        
(ハンディキャップテニス特別講習会案内プリントから)
  

 ハンディキャップテニスの開発普及に広く理解を求めて、車椅子を使用してテニスが可能なこと、立位の肢体不自由の人達や聴力障害の人達に、テニスを楽しむ機会と環境が生まれることを願って企画されたこの特別講習会は、日本テニス協会、プロテニス協会の関係者をはじめ、内容に協賛して戴いた関係スポーツ企業と民間テニスコートの協力で進められました。

 指導に当る関係者やボランティアの人達、一方、障害のハンディがある人達の中で、テニスに興味をもっていた人達、いずれも初体験という中での講習会でした。

 初めて車椅子に試乗したテニス関係者やボランティアの人達が最初に発した言葉は
「車椅子では、身体から遠いボールを打つのは無理だと思う・・」 と厳しい内容でしたが、車椅子の動かし方を案内されると 「出来るんだね! 車椅子を動かしながらは大変だけど・・出来るよ!」 との感想に変わりました。
   
 各地の特別講習会には、数多くのボランティアの人達がスポーツパートナーとして参加しました。 講習会終了後、事務局に寄せられたボランティアから、次のような内容のお便りが届きました。

  ・・今回、スポーツパートナーとして参加して本当に良かったと思っています。
 今まで私はハンディを背負った方々を、ただ遠くで、かわいそうだなあと思っていたくらいで、実際に接することは無かったのです。

 ですから、講習会の前は,何をどうやって、どこまで教えたら良いのか、また、どうやって接したら良いのか不安でした。
 しかし、実際にやってみると思ったより動けるし、上達が早いのです。 それは取り組み方が真剣だということと、特に車椅子の人は腕の力が強いので、楽にラケットを振れるということが大きな要因になっていることです。

 講習会も終わりに近づいた頃、彼等の打つ球には目を見張るものがあり、うまく決まった時の清々しい笑顔を忘れられません。
 これからも、こういう機会を増やして、多くの人達にテニスを楽しんでもらいたいと思います・・
 


 各地で開きました講習会や施設訪問などで、ボランティアとして参加、協力された方々からは、こうした内容に近い感想文を数多く戴きました。
 冒頭に紹介しました・・ いろいろな心に出会い、いくつもの心が交わり合うところでは・・・・・ の内容の通り、こうした講習会は、いつも温かな心と行動力に支えられ、実現してきました。
 
 
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ハンディキャップ硬式テニス
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