体育館の既存ラインを 活かす  スポンジ・スーパーテニス(S・ST) Ver.6 競技

体育館のバドミントン競技ラインの一部を活用することで、コート特設 と 撤収時間を 少なくすることができます

スポンジ・スーパーテニス(略称 S・ST) Ver.6 は Ver.1並びに Ver.2 の競技規定に準じて下記に示すコート規定でプレーします。
学校体育館や一般スポーツ施設にペイントされているバドミントンコート既設ラインの一部を活用する方法です。

S・ST の専用ネットスタンドがない場合、バドミントンポストを使用し、ネットを S・ST競技規定
(※側端部85cm 中央部75cm)の高さに設定して楽しむことが出来ます。

バドミントンポストの85cmの位置に
ネットロープを 固定します
コート後方にラケットスィングに必要な
スペースの有無を確認する
コート縮小のライン特設を図ります
画像の緑色のラインは バドミントンコート
   


センターベルトは薄手の白布で製作
ベルト幅は5cm、長さは75cm
硬式テニスでは 半機械式の巻き上げ装置で左右も中央も同じ高さになるようにネットを張り、その上で ネット中央部を センターベルトで 規定の高さに調節しています。 
この規定によって 多くのプレイヤーは その低くなった中央部を活かしたプレーすることが出来ます。

硬式テニスはセンターベルトでネットを引き下げますが、S・ST はネット全体の重量で中央部が自然と下がります。 その下がった高さを 既定の75cmになるように ネットコード(ロープタイプ)を張ります。
S・ST ベルトの設定は、ネットの高さを 誰もが 簡単に確認するための競技設計のひとつです

なお サウンドテニス競技は S・ST コートと 同じに競技設計されており、ネット高さも 同サイズです。
床面にふれる布部分を少し重くなるように、その張りと弛みを目視で判断します。 S・ST は、各種のスポンジボールを使用したテニス競技の中で、唯一、ネット中央部にセンターベルトをセットして競技します。 テニス指導も競技も このセンターベルト設定が役立ちます。

スーパーテニスVer.6 競技規定はベースラインの位置をバドミントンコートのダブルス用ロングサービスライン上に設定し、この設定によってコートの長さが Ver.1 並びに Ver.2、Ver.7 よりも 80cm縮小したコートを設定します。
サービスラインは バドミントンコートのショートサービスライン上に設定し、フロントラインの設定は行いません。 

新たなライン設定には 他のスポーツも利用する体育館の場合 脱着自在の特設ラインテープを使用します。
               (※フロントラインは 低年齢の子供達や初級者を 主対象とする Ver.1 競技規定のみに設定します)

S・ST 競技コートラインについて   (S・ST 開発設計資料ページ)


スーパーポイントエリアは バドミントンのシングルス競技サイドライン上に スーパーポイントラインの位置を 設定します(下図参照)
体育館内にバドミントンコートラインが既設されていない施設の場合は ポイントラインを サイドラインから 50cmの位置に設定します。

バドミントンコート(参考画像)



スポンジスーパーテニスの Ver.1並びに Ver.2 、Ver.7 の競技は、ベースライン後方に330cm以上のスペースを必要としますが ・・
S・ST のVer.6競技は、体育館施設に既設されているバドミントン競技コートと外形サイズ( 13,4m × 6,1m)と同じである点を活かすことが出来ます。 
しかし、S・ST 競技は バドミントンと競技内容が異なるため、バドミントンの競技ラインすべてを活用させることができません。

ふたつの競技の大きな違いは ・・ バドミントン競技は シャトルが床上にパウンドした後に打球することのない競技です。 しかし S・ST 競技は 床上にパウンドしたボールを打球することが大半であり、初心者や下肢障害のある人達が加わる競技の場合は、2〜3バウンド後の打球までを有効となるため、ベースライン
後方に バドミントン競技以上のスペースを 必要とします。

体育館既設のバドミントンコートを活用する場合 ベースライン後方に330cmを下回る長さを認める競技方法として Ver.6 競技が設計されています。
この競技では、バドミントンコートのロングサービスラインとバックバウンダリーラインまでの80cmのスペースを SST 規定ではアウトコートとします。
S・ST 競技は プレーする人達が安全に楽しめることを優先したコート設定を図ります。

S・ST 公式競技に比べ、コートの長さが少し短く設定された Ver.6競技は スポンジボールを使用するため トップスピンが容易にできます。
公式競技を別として、身近な場所の体育館を利用し ゲームを楽しむ方法として 推奨されます。

硬式テニス競技と比較して、S・ST 競技はサービスラインの位置が異なり、ベースライン寄りに規定されています。
サーバーが伸び伸びとサーブすることに適していますが、レシーバーはベースライン近くで返球するケースも多々あります。

サービスはボレーで返球出来ないために、ライジングショットの出来るレベルプレイヤーを別にして、一般的にはベースラインから離れて返球することが多々あります。 このときのラケットスィングにはベースライン後方に150〜200cm以上は必要です。

緩い打球で楽しむ幼い子供達のプレーと異なり、テニスレベルが高い人達は早い打球とダイナミックなプレーを展開します。
S・ST は 硬式テニスよりも運度量と俊敏な動きを必要とする競技テニスです。 硬式テニスの人気と愛好者数を 将来、上回ると評価される S・ST の魅力を楽しむ方法として 体育館施設の既設ラインを活用する方法は 時間に余裕があれば、基本のコートサイズを特設して競技を行ってください。

体育館の既設ラインとは異なる位置にS・ST 競技コートを特設する場合、ラインの特設と撤収の時間を少しでも早く、また特設ラインコストを低減させる脱着自在で繰り返して使用できる競技ラインも開発されています。
  

後方のスペースが少ない場合に、ベースラインから下がり過ぎてラケットが壁にふれないように注意が必要です。
スポンジボールはボレーショットも比較的に打球し易く、ベースラインの前後の位置でのプレーが推奨されます。

安全にプレーする上で、サイドラインの横に185cm以上のスペースが必要です。
バドミントンコート 2面または 3面が併設されている体育館では、同時に各コートを使用した場合、サイドライン横に十分なスペースが確保できませんので、隣接コートのプレーに注意して競技してください。


スーパーテニス Ver.6 は、多くの人達が身近な既存施設で親しむことができることに主眼を置いたレクリェーション競技として設計が図られています。
しかし、本来の競技方法は Ver.1、Ver.2、Ver.7 のコート規定で行いますので、新たな体育館施設の設計・建設には、競技コートの外形サイズが同じバドミントン競技と共有して、スーパーテニス競技の愛好者数の増大に対応したゆとりある設計思想が必要と思います。 

S・ST は人気のフットサルに類似した点があります。 サッカーに比較してフットサルはコートの広さが約1/9です。
S・ST は硬式テニスに比較して約1/3です。 フットサルはサッカーの約半数の1チーム5名が基本ですが、S・ST もフットサルも 少ないスペースを有効に活用できる特徴を活かした誰にでも楽しめるスポーツとして普及が期待されます。

Ver.6の競技方法は、施設や環境に応じて柔軟に対応したレクリェーションゲームとして楽しむことが出来ますが、楽しむ人達が安全にプレーの出来る工夫と配慮は  S・ST 競技では 常に優先するものとします。