サウンドテニスは ・・

 テニス内容としては海外にも例のない新しい競技として1980年代に国内で開発されています。
 これまで、ボールを視力で確認できない全盲の人達にはむずかしいとされていた空間に弾むボールのラリーを実現したテニス
 の新分野ですが、このテニス内容はスポンジ・スーパーテニスと同じく、誰でも参加できること、また、全盲の人達を含む視力
 に障害のある人達すべてがゲーム参加を楽しむことができます。

 更に、通常視力の人と全盲や弱視の人達が力加減をすることもなく競技できるオープンゲームも実用化され、そのゲーム方法
 は、視力の有無が生み出すスポーツ競技上のバリアを見事に取り除いています。
 障害のある人達が障害のない人達と同じスポーツを楽しむバリアフリーの考え方を育て、障害の有無を超えて互いにライバル
 として活躍のできる新しいスポーツ環境を生み出しています。

 このテニス内容の一部は国立身体障害者リハビリテーションセンターに紹介し、視覚ハンディキャップテニスの名称で身障者
 スポーツのひとつとしても楽しまれています。
 サウンドテニスは、当初の視覚ハンディキャップテニスとして競技設計した内容を更に研究工夫し、視覚障害の人達と通常の
 視力をもつ人達が対等に競技交流のできる市民スポーツとしてのゲーム方法を確立しています。
 全盲や弱視の人達がボールの位置をバウンドした時の音響で確かめながら打球する様子、また、そのゲームを多くの子供達
 が見る機会、体験機会は、子供達の感性とやさしさ、アイデア能力を大きく刺激するものになるかも知れません。

 サウンドテニスの体験は誰にもできますが、スーパーテニスと違い、ゲーム参加は軟式や硬式のテニス経験が少し必要です。
 しかし、この競技内容を眼前で見る経験は、誰にでも楽しめる万人スポーツづくりへの新たなヒントを生み出す機会となり、視力
 を失っている人達の明るさと接し、また、どんな障害がある人達にも備わっているスポーツ能力の存在に気付くことが出来ます。
 日本サウンドテニス協会並びにJHTFでは、視力のある子供達が視力障害への正しい理解を深めると同時に、視力に障害の
 ある人達とスポーツ交流を楽しめる環境が各地いろいろな地域の中で育まれるように、また、視力障害の子供達がスポーツ
 参加を含めた社会活動に積極的に参加できるような環境づくりに努めて参りたいと考えています。

 公開講習では、バリアフリーの競技環境づくりと用具などのその取扱いが誰にでもやさしいユニバーサル設計に基づいた内容
 を見ることが出来ます。 このサウンドテニスのゲーム工夫としてのソフト面、また必要とする用具や設備のハード面などの
 設計工夫の具体例を参考として、これからは障害のある人達を身近な環境の中で差別化しないノーマライゼーションの大切さ
 を感じ取って戴けるように企画した公開講習です。
 タテ方向、ヨコ方向に加えて高さの変化を伴う3次元スポーツの世界は全盲の人達には不可能と考えられ、ゲーム参加は困難
 とされていますので、子供達が身近にこのスポーツの魅力を実感できる機会としてご案内します。

 この講習の地方企画も可能ですが、NPOとして具体化を再開するまでには資金等の確保が必要となります。
 もし、地域での企画実現をご検討の場合、各都道府県の盲学校施設と公私立の一般学校施設がお互いの生徒交流の機会を
 育むことと合わせた計画を設けて日本サウンドテニス協会、日本ハンディキャップテニス連盟までご連絡ください。
 また、学校に限らず、在宅の人達にも親しめるスポーツ内容です。 地域環境のバリアフリー化、共生社会づくりを進める方々
 からの相談にも可能な限り、講師派遣や企画づくりに協力して参ります。
 
      
( 技術協力 日本サウンドテニス協会   資料管理 特定非営利活動法人 日本ハンディキャップテニス連盟 )


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