ハンディキャップテニス / ユニバーサルテニス


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ハンディキャップテニス とは ・・

    
すべての人達を対象に、競技レベルや体力、身体機能などの違いが生み出す差別化を超え、みんなで共に楽しめる工夫を加えたテニスです。
     硬式テニスに加え スポンジボールを使用するスポンジ・スーパーテニス(S・ST)とサウンドテニスの競技が加わり ハンディキャップテニスから
     ユニバーサルテニスの名称に移行しています。

     ユニバーサルテニスには硬式テニスの内容も含んでおり 既存資料の中ではふたつの名称が併行して使用されています。
     いづれのテニス競技も当初のハンディキャップテニスの設計基本に従って開発されています。

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ハンディキャップテニス競技規定の基本は・・

    
硬式テニス規則に準ずる競技内容を土台に、子ども達の目線の高さにも工夫を図り、高齢者の体力や障害のある人達の運動機能などにも適した
     競技ルールを開発工夫することから成り立っています。

    
参加する人達を技術レベルで区分した競技方法の他に 子供達や成人、高齢の人達、運動機能にハンディのある人達などが、体力や運動能力、
     年齢やテニス技術の違いを超え、一緒に競技交流の可能な内容を明確に規定し 楽しめるように設定されたテニスです。


   Handicap とは  英和辞典では 優勢 (劣勢) なものに与える 不利 (有利) な条件 と紹介されています

  スポーツやゲーム等において 競技者間の実力差が大きい場合 その差を調整するハンディキャップを設ける場合があります。
  実力を 競う場合は 競技ハンディを設定しない スクラッチ で行います。
   
  競技スポーツで 体力や実力のレベル差が大きい場合 ハンディキャップを事前に設定することで いろいろな人達の競技交流が具体化できます。
  競技レベルでクラス区分する場合は別にして 多くの人達が競い合いの楽しさを経験できます。


   ハンディキャップテニス から ユニバーサルテニス への移行について ・・ 

一般的に 「ユニバーサルデザイン」 の中の ユニバーサル の文字や言葉のもつ意味 ・・
すべての人のためのデザインという考え方・・  利用する人を年齢や性別、障害の有無など、様々な理由があっても 特別扱いしないという考え方が込められています。 こうした点から、ハンディキャップ から ユニバーサル の名称に移行しています。


  この Handicap の言葉の意味について ・・

 競技の場合・・ 参加者が同時にゴールできたり、誰にも同じ確率で勝てるように、競技を行う前に数値を計上したり、上級者の行為を制限したりして
 下級者の行為の幅を広げる設定を行うことの利点は数多くあります。

 近年、障害を handicap とは言わず、 更に 機能障害は impairment 能力障害は disability の言葉が使用されることがあります。
 しかし disability は日本語訳では 無能 や 役に立たない との意味になり 差別的な表現になる恐れがあります。

 この障害者という言葉や表現について インターネット上で拝見した内容 (参照 ) が参考になります。
 米国在住の
Great-day
さん(ニックネームかどうかは不明ですが)という方が 障害者について、一般の人達からの質問に回答された内容です。


NPO団体が取り組みを進めた ハンディキャップテニスについて

1982年に入り、神奈川県総合リハビリテーションセンター、国立身体障害者リハビリテーションセンター、公営テニスコートでこのテニス内容の紹介を進めました。 当初、身体障害による車椅子を使用する人達を主対象にした普及を開始したことで、ハンディキャップテニスは 身障者テニス または 車椅子テニスの別称として受け止める人達も多くおります。

しかし、ハンディキャップテニスの <ハンディキャップ> とは <障害> という意味ではありません。
ゴルフ競技のハンディ と同じに競技レベルなどを表すものとして、誰でも全力で競い合える競技工夫を図り、体力不足などがある人達も競技参加できる工夫を伴うテニスの名称として用いています。

身体障害について 身障者スポーツとして取り組む方面や人達がおりますが、JHTFが取り組みを進めたハンディキャップテニスは <身障者テニス> として
の考え方はなく、障害の有無にこだわらない <市民スポーツ> のひとつとして開発しています。

この考え方は、病気や事故を原因として障害のある立場に置かれたときに・・<身障者> や <障害者> と呼ばれることを誇りと感じる人達は少ないと思いますが 身障者と称される人達の気持ちに気づけば、偏見から生まれる名称から生まれる誤りがなくなるものと思います。


  技術や体力レベルに大差のある人達の間でゲーム交流を可能とする競技工夫によって ・・・ 
  子供達から 高齢の人達まで 全年代の人達が コミュニケーションと競技の面白さを楽しむことを可能としています。