大人のスポーツ味(スーパーポイント)が生み出す新しいテニスの世界

S・ST のハイエンド競技バージョン ・・ Ver.7 
Senior game の競技設計
  
S・ST は硬式テニスに並ぶ高い競技性のあるテニスです。 競技体験を重ねることで、S・ST の魅力多い奥行きと門戸の広さを 実感出来ます。
軽く打球する面白さもありますが、心地よい打球音と共に体力的にも負担の少ない強打のプレーやゲームを 楽しむことが出来ます。
このS・ST 開発には様々なスポーツ競技の内容を 競技方法などの工夫に導入しています。

 ( 規定3−c ) Ver. 7 コート ※別称 Senior game coat

Ver. 2 コートに規定したスーパーポイントエリアを 100cmから 30cmに変更した競技方法を Ver. 7 とする。 Ver. 7 のコートは Ver. 2 に規定したポイントエリアの範囲を縮小し、左右のサイドライン内側 30cmの位置にサービスラインからベースラインまでセンターラインと平行に引いて設定する。

Ver. 7 コートは、 Ver 1 コート並びに Ver 2 コートの規定に設けたフロントラインを削除して、ネット際からベースラインとサイドラインに囲まれた範囲をインコートとする。

Ver. 7
コート規定を適用し、硬式テニスの中・上級レベルのプレイヤーが参加する競技は、ハンディキャップ特別規定並びに競技ハンディは適用しないものとする。
コートサイズについて、硬式テニスと比較すると・・・約1/3 の大きさです。
 硬式テニスコート (一般コート)   23,77m x 10,97m  ※競技スペースとしての広さ  (最小) 34,77m x 17,07m
 スポンジ・スーパーテニスコート  13,40m x 6,10m   ※競技スペースとしての広さ  (最小) 21,00m x 10,00m

このコートスペースから運動量の少ない競技として、また、スポンジボールを使用した打球の速さは遅いと想像される方々が大半ですが、緩やかにボールを打ち合う幼児は別として、成人など体力豊かな人達が硬式テニスと同じく強打を交えた打球のプレーをされると、体験前のS・ST に対するイメージが大きく変わります。 運動量が豊かで、打球の速度感も十分過ぎるほどあるテニスです。

競技に使用するボールは、従来のスポンジボールよりも大きく、直径9cm,重量26〜28gのボール(※ドイツ・ボレー社 VL−L) を 数十回の講習企画等の中でテストしてS・ST の公認球としています。 このボールは打球感と打球音にも優れており、強打すると硬式テニスの打球速度の50%前後ですが、ラリー展開ではプレイヤーから多くの運動量を引き出します。

打球の速さは、野球を例にとりますと、140km/h 前後の投球を打者が感じ取る速度感に比べ、投手が規定の距離の半分程度の位置から70km/h の投球をした場合、打者は簡単に打ち返すことはむずかしく、コートサイズのイメージとは違い、相手の打球は驚くほど速く感じます。
強打も可とする高品質のボール選定がS・ST 開発のひとつのキーポイントとしての役割を担っています。

 ( 規定5 ) スーパーポイント

ポイントエリアにバウンドしたボールの返球に失敗した場合、2ポイントを失うものとし、追加されるポイントをスーパーポイントと名称する。 バウンドする前の返球に失敗した場合は、通常の1ポイントの失点とする。
スーパーポイントエリアを設定した各競技コートにはスーパーポイントの規定を適用する。
S・ST はサイドラインの近くにスーパーポイントエリアを 設定します。 このエリヤでの打球ミスは2倍のポイントを失います。 1ゲーム5ポイント先取の競技では、互いに左右のポイントエリアに打球するのは上級レベル同士の対戦では必要とされるプレーのひとつです。
スーパーポイントエリアの存在があって、小さいと考えていたコートの広さが熱戦の途中で硬式テニスよりも広く感じる人達が数多く生まれています。

スーパーポイントエリア設定の競技内容は、初級、中級レベルの人達には競技力の向上にも役立ちます。 上級レベルのプレイヤーが見せるダウン・ザ・ラインの見事なプレーを初級の人達もチャレンジして楽しめるのも、スポンジボールを使用した競技が生み出す特徴のひとつです。
  スーパーポイントエリア設定が生み出すSST の魅力

上級者同士の対戦で・・ ポイントを取るためにはクロスプレーだけではむずかしく、
ダウンザラインのプレーを組み合わせることが多々あります。 
試合の勝敗を決める大事なプレーに用いる・・・ ダウンザラインのプレーを 積極的に引き出すスーパーポイントエリア・・ 
大人のスポーツ味・・と愛称がつけられた競技設計です。
S・ST は ダウンザラインのプレーを上級レベルの人に限らず、初級者にも可能にするテニス。 従来のテニス競技のイメージを一新します。
硬式ベテランクラスの競技に適した内容と初心者レベルの人達も技術の巧拙を別として楽しむことのできる内容に S・ST は競技開発されています。
  近年、テニス競技に 「チャレンジ」 と呼ばれるホークアイによるビデオ判定が導入されるようになりました。
S・ST 競技にも導入が必要とされる時代が早くに到来するかも知れません。
ポイントエリア・サイドライン幅の半分2.5cm に重ねたレッドラインは、プレイヤーのみでなく、ダイナミックな競技展開を観戦する人達にも分かり易くします。

 ( 規定9 ) 試合方法

  競技は1ゲーム、5ポイント先取で行い、試合方法は次のいずれかを選んで行う。
@ 1ゲーム5ポイント先取、1セット2ゲーム先取、1セットマッチの試合
A 1ゲーム5ポイント先取、1セット4ゲーム先取、1セットマッチの試合
B 1ゲーム5ポイント先取、1セット4ゲーム先取、3セットマッチの試合
Ver. 2 コート規定、Ver. 7 コート規定と Ver. 6 コート規定の競技は、スーパーポイント適用の関係で、各ゲームが 6ポイントで終了する場合もあります。


テニスクラブやサークルなどで多くの愛好者が集まったとき、コートには最大4名、シングルス競技では2名しか入れません。 観戦に来場したのでなければ、ゲームの出来る順番を待つ時間が少ないことを大半の人達は願うところです。 1セットマッチゲームで、デュースが続く試合は長い競技時間になりますが、待たされている愛好者には歓迎できない展開になります・・・ こうした経験をもつ人達は数多くおります。
世界共通のテニス愛好者の悩みのひとつですが、S・ST はこうした問題を解決します。

S・ST はコートが硬式テニスに比べてコンパクトであると同時に、スーパーポイントの導入によって競技レベルの高い競技内容を確立していますが、更に競技展開をスピーディーに進めるための方法として、ポイントもゲームも先取方式を規定しています。 
また、サービスをノーレット方式と規定している点も各ゲームの進行を早めることに効果を生んでいます。 このノーレット方式採用の理由には、スポンジボール使用のテニスネットコードは硬式テニスのワイヤーとは異なり、布製の紐を使用しているために緩み易い材質である点も考慮したものです。

 ( 規定11 ) S・ST 競技規定 (硬式テニス規則との比較点)

各ゲームのポイントは、5ポイント先取方式により最大4ポイントまでのカウントで、デュースがないために次のポイントで各ゲームの勝敗が決まります。
競技中のカウントは、ワン(1)、ツー(2)、スリー(3)、フォー(4) を基本として、それぞれの母国語でのカウントも認められます。 対戦相手との言語が異なる場合には、発声によるカウントに加えて 5本の指を使用した表示を行うことが求められます。

この5本の指でもカウントすることの出来る方法は、言葉の異なるいろいろな国の人達の競技交流を考え、国際競技スポーツとしての進展を目的に設計しています。 また、年代の違いや障害の有無にもこだわらない競技交流を容易にすることにも役立ちます。

サービスレットについて、S・ST は ネット並びにネットポストにふれて相手コートに入ったサービスも有効とするノーレット方式とします。
競技中の技術的、戦術的なコーチングは禁止されますが、競技ルールについての周囲からの助言は回数を問わず認められます。
なお、5歳未満の子供達に対するコーチングは、ルール説明の助言と同じく回数を問わず認められます。

競技中のボール交換については、明らかに不規則なパウンドをしている場合、バウンドの弾みが規定基準以下(規定1)と見られる場合、ボール表面に損傷がある場合には新しいボールに交換することが認められます。 ボール表面の自然な汚れなどの変色を理由とした交換は認められません。
  
 この教材DVDの制作には、日本プロテニス協会理事長(撮影当時)の渡辺功氏並びにボランティア有志の方々のご協力を戴きました。

 撮影当日に初めて小型ラケットとスポンジボール使用のゲーム体験をお願いしたものです。 動画はVer.7 コート競技ではありませんが、S・ST 競技の一端を 感じとって戴けるものと思います。
 このS・ST は、テニスレベルの高い人達同士で硬式テニスのようにプレーすることで、競技としての魅力と理解が深まります。 

 スポンジボールを使用したテニスは、多くの人達は軽く打球しますが、ジェットコースターを20km程度で動かすのでは面白さは分からないことに類似しますので、強打のプレーを加えて楽しんで下さい