サウンドテニスはスポーツ競技のバリアフリー化を大きく進めた新しい市民スポーツです
ボールやコートを確認できる視力を失っていても・・ 視力が弱くても・・ 楽しめるテニスです

サウンドテニスはボールがバウンドする際に発生する音を情報源として、方向や距離を判断して打球するテニスです。
開発当初、視力のない人達にも楽しめるスポーツ内容として競技工夫を進め、神奈川県ライトセンターを基点に国立身体障害者リハビリテーションセンターなどの施設環境を中心に紹介,普及を進めた関係から、新しい障害者スポーツとして理解が広がりました。

しかし、このテニス開発の基本方針は国内で初めて車椅子テニスの具体化を求めて動き出した時の考え方と同じに、障害のある人達も体力の少ない子供達や高齢の人達などがスポーツ参加の機会を得るだけでなく、周囲の人達やスポーツ経験豊かな人達と共に競技することの可能なスポーツ環境の実現を図ることにあります。

競技開発には様々な研究工夫が実践の積み重ねと合わせて進められましたが、競技方法は可能な限り広く普及しています硬式テニスの内容に準じて、その上でサウンドテニスの特徴が加えられ、誰でも親しめる内容に競技設計されています。
サウンドテニスは全盲や弱視の人達を通常視力のある人達が対等の競技相手としてプレーすることを可能とするものですが、同じ視力障害の人達で競技することも、また、視力障害以外の障害内容のある人達 (例えば聴力障害の人達との対戦も) と競技することもできます。

こうした特徴は更に幼い子供達同士のゲームでもテニス参加を楽しく実現し、競技の枠を超えて認知症の進行防止プログラムなどにも活用する道を開いていくことができます。
発展性の高いテニス内容ですが、国内外で初となる競技環境が具体化されたゲームの面白さと魅力を練習コート上で実感してください。
ここにサウンドテニスの競技規定をご案内します。 関係の資料情報の大半は日本サウンドテニス協会の専用サイトを設けて公開しておりますのでご参照ください。

          日本サウンドテニス協会
        
 規定1 
競技ボールは、直径 9cm以下、 重量 40g以下、バウンドした時に音の出る部品を挿入したスポンジ製の
      サウンドボールとする。


 規定2 競技ラケットはハンドルを含めて全長 55cm以下、全幅 27cm以下とする。
       ※参考 市販されています小型ラケットとしては長さが21インチまでのサイズです。

 
 規定3 競技コートは縦13,4m、横6,1mのサイズとする。  
 規定4 サービスラインを兼ねるフロントラインとサイドライン、ベースラインに囲まれた範囲をインコートとし、
       ネット左右170cmはアウトコートとする。  

      
               
 規定5 全盲の人達や弱視の人達にコートラインの位置が確認出来るように、表面に凹凸のあるサウンドガイド
       マット(※ガイドマットと略)もしくは 直径5mm以上のロープを次の位置に特設する。 

      ○ベースガイド   ベースライン後方30cmの位置に、幅2cm、長さ245cmのガイドマットをセンターラインの
                     仮想延長線上の左右30cmに設置する。

      センターガイド  センターライン仮想延長線上に、幅2cm、長さ300cmのガイマットもしくは直径5mm以上
                     のロープを設置する。

      サイドガイド    サイドライン外側の5cmの位置に幅cm、長さ90cmのガイドマットもしくは直径5mm以上
                     のロープを設置する。


 規定6  ネットの高さは 側端部で85cm 中央部で75cmとする。
     
  なお、ネットにボールがふれたときに音の出る鈴を任意にネット中央部に取り付けることを可とする。      
    

変則バウンドの心配ない材質のガイドマットの場合、最大30cmの幅までを可とする
      
 規定7  競技は1ゲーム、5ポイント先取、1セット、4ゲームス先取で行う。
 規定8  競技は3セットマッチ、もしくは8ゲームス先取プロセットで行う。公式競技を除いて、4ゲームズ先取
        1セットマッチ、もしくは2ゲームス先取1セットマッチで行う。


 規定9  サーバーはベースガイドに足の一部または全部が接した状態でサービスを行う。
       この規定に反するとフォールトとする。なお、足がベースガイドに接している場合、足の一部がライン
        を越えていてもフットフォールにはならない。
                      
 規定10 サーバーはサービスを開始する前に、相手プレイヤーに対し、サービスサイドの位置を声で伝えます。
        相手プレイヤーからの返答を確認した後、サービスを開始する。
        (例) 右サイドからサービスを行う場合、「右から行きます」 と声を掛け、相手のプレイヤーが
            「ハイ」 と回答した後、5秒以内にサービスを開始する
      
5秒を経過した場合は、最初の声を掛ける内容からやり直す。 

 
規定11 規定10に反し、相手プレイヤーと声による確認をせずにサービスを行った場合、また、コートサイドの
        コールを間違えてサービスを行った場合はフォールトとする。

 規定12 レシーバーはサーバーからの声に対して十分なレシーブ体制が整っていない場合、次のいずれかを行う。
        @返答しない  A 「待ってください」 と返答する

 規定13 サービスはラケットで直接に打球する他に、ボールを一度バウンドさせて打球する方法が認められる。

 規定14 サービスのボールがネットにふれて相手のサービスコートに入った場合は有効とする。

 規定15 全盲のプレイヤーに対して行なうサービスはすべて肩から下の位置で行い、また、視力のあるプレイヤーが
        行うサービスについては相手プレイヤーの視力レベルに関係なく、肩から下の位置で行うものとする。
        弱視のプレイヤーは、相手プレイヤーが全盲である場合を除き、サービス方法に制限を設けないものとする。 

 規定16 サービスの回数、順序、エンドの交代は硬式テニスの内容に準ずるものとし、その他のサウンドテニス競技
        規定以外の規則についても、硬式テニス内容に順ずるものとする。

 規定17
 視力が0または弱視レベルのプレイヤーは3バウンド後の打球までを有効とする。
        通常視力があるプレイヤーは2バウンドまたは3バウンド後の打球のみを有効とする。

 規定18 打球は、最初のバウンドが相手コート内に着地しない場合は失点とする。


 規定19 視力に障害のあるプレイヤーが明らかにコートの外に位置していた時、ノーバウンドの打球が身体に当った場合、
        打球したプレイヤーの失点とする。
        規定19は、ネットとサービスライン(フロントライン兼用)の間に位置するプレイヤーには適用されず、打球を当て
       られたプレイヤーの失点とする。

 規定20 インプレーのボールがバウンド音を発生しない場合、そのポイントのプレーはサービスのやり直しを行う。
       但し、バウンド音が発生しない場合であっても有効な打球が続いたときはプレーは継続され、ポイントには影響
       しないものとする。
       
 規定21 インプレーのボールがガイドマットもしくはコート上の異物に当り、バウンドする方向が明らかに大きく変化したと
       見なされる場合はレットとして、そのポイントのやり直しを行なう。
        但し、バウンドの方向が変化した場合であっても有効な打球が続いたときはプレーは継続され、ポイントには
        影響しないものとする 

 規定22 プレイヤーが打球する直前に、ボールがバウンドした音の確認を妨げる音が直前に発生した場合はレットとして、
       そのポイントのやり直しを行う。
        隣接するコートでプレー中のボールの音並びに雑音と混同して確認がむずかしい場合はレットとする。

 規定23 視力に障害のあるプレイヤーは、インプレーの時間を除いて、コートの位置やネット方向の案内と周囲の安全に
       ついて助言する補助者の協力を得ることが出来る。 補助者はサービスを行う際の方向の誘導は認められるが、
       技術的な助言は禁じられる。 この規定に反した場合、ポイントのやり直しを行なうものとする。

 規定24 本ゲーム規定以外の内容は、硬式テニス競技内容に準ずるものとする。


 備 考  サウンドテニスにおいて、視力に障害のある状態とは・・
       老眼、近視、遠視、乱視など眼鏡で補正できる視力をのぞいた視力障害のレベルとします。
       弱視の人達については、視野狭さくなどの状態も含まれます。


        視力の区分については・・
       身障者手帳に記載されている内容ではなく、競技に参加する時点の実際の視力レベルを基準に判定します。
       サウンドテニスは身障者テニスと位置付けていないため、競技参加条件に身障者手帳の有無を問いません。

 
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