S・ST の楽しさと 競技開発のポイント |
S・ST-a2 |
身体の負担が少なく、多くのテニス技術を容易に、少ない練習量で修得することが出来るテニスとしてスポンジボールを使用しています。
競技方法を硬式テニスをベースにし、硬式テニスに並ぶ高度な競技展開を楽しめ.る点で ふたつのテニスの共存も設計ポイントのひとつです。 |
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テニスは魅力的なスポーツのひとつですが、近年の地域経済の低迷はテニスの楽しさとふれあう機会も環境も少なくしています。
経済的、時間的、その上、リストラ、転勤の増加している時代、テニスを一緒にプレーする仲間を見つけることが むずかしくなったことなどの問題 ・・
テニスは ひとりではゲームは楽しめない! こうした理由が テニスを愛好する人達の数を減少させていますが、他にも理由があります。
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テニスを一度経験した人達の中で、テニス環境から離れていく理由として・・・
初心者クラスであれば・・ 相手の打球が速い場合は返球がむずかしく、なかなか上達しない ・・ 素早く動くことが体力的、運動能力的にむずかしい ・・
ゲームに勝つことが難しく、テニスを楽しめない ・・ また、周囲の人達の上達に比べて取り残されていく ・・ などの理由でテニス参加を諦める人達がいます。 コートの外で見ていたときの魅力的なテニスも、実際に自分でプレーしたら、簡単には上達の出来ないスポーツであることを実感します。
指導者や関係協会は、アスリートを育てる目的には、運動神経に優れた人達を集めればよいのですが、多くの人達が親しめるスポーツの発展を求めるのであれば、近年の社会経済に左右されること少ない費用と環境で、手軽に楽しく参加しやすいテニス機会を増やすことが必要です。
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スポンジボールを使用するS・ST は、初心者や体力少ない人達に適したテニス内容です。 テニス参加に必要とする費用負担も硬式テニスに比べて大幅に軽減されるテニスですが、愛好者が支払う費用は少なくした上で 事業者にとって不利になることのない、良き経営方法を進めれば 収益を高めることが可能です。
こうした特徴をテニスの発展に役立てるには、一般のテニス経験豊かな人達の競技としても適応した内容が必要です。
ここにS・ST 競技設計ポイントのひとつがあります。 そのひとつが 大人のスポーツ味 スーパーポイント です。
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ゲーム方法は硬式テニスの規定を基本としてプレーします。
S・ST 競技として異なる点がいくつかあります。
サービスはすべてノーレット方式です。 ネットにボールがふれても既定のサービスコートに第一パウンドが入れば有効です。
サービスコートはサービスラインからベースラインまでのスペースです。 センターラインで左右サービスコートを 区分しています。
ネットからサービスラインまでの1,7mはフォルトのゾーンです。
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プレイヤーが失点する規定も硬式テニスと同じですが、左右のサイドラインの内側30cmのところにサイドラインと平行に引いたスーパーラインとの間のスーパーポスーパーポイントエリアが Senior game coat (Ver.7) の特徴です。
スーパーポイントエリアにバウンドした打球の返球に失敗したときに限り、スーパーポイントが加点されます。
基本のスーパーポイントは1ポイントですが 対戦者の競技レベルに大差あるゲームに限り 2ポイントに競技設定することも可能です。
S・ST は1ゲーム5ポイント先取、1セット4ゲーム先取で競技するため、ひとつの失点で2ポイントを失うことは勝敗に大きく影響することがあります。
スーパーポイントエリア設定は、愛称<大人のスポーツ味>と名づけられています。
テニス経験豊かな人達同士の対戦でポイントをとるために左右のライン近くに打ち込む技術は必要です。
ライン近くを狙うプレーにはリスクもあります。 しかし テニス技術を最大限に引き出すゲーム展開は 硬式テニス以上にハードな競技が楽しめます。
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このポイントエリア設定の競技は、上級者のみでなく、初級、中級者がゲーム技術を高めていく上でも役立ちます。
テニス観戦で、一流プレイヤーがコート上で見せる鮮やかなダウン・ザ・ラインやパッシングショツトのプレーを 初級者クラスの人達にも数多く可能にします。
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Competition development document |
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S・ST の魅力と内容 開発・設計 JHTFクリエイト (旧・ハンディキャップテニス研究協会) |