S・ST 競技コートの特設  

S・ST-c2
 S・ST 競技は 硬式テニスと異なり、ネットスタンドは小型で移動可能な機能を備えている機種が大半です。
 競技コート特設のラインテープは 貼付と撤収が簡単に繰り返し使用できるラインテープが開発されています。

 このテープは 利用時間が制約される体育館の利用時間を有効に活用するための開発目的に従い 製作されています。

国内外の学校施設など多くの体育館には、ペイントなどでレイアウトされているバドミントンコートやバレー、バスケットのコートラインがあります。
各スポーツは、他の競技ラインと独自の競技ラインを見極めて プレーしなければなりませんが ラインの色を競技別に変えることで見易くしています。

一般の体育館では S・STの競技ラインを特設して楽しむ場合、特設ラインは利用終了後に撤収し、使用(利用)前の状態に戻さなければなりません。
体育館などで使用するラインテープが各社から市販されていますが、その価格は高く、ここに費用少なく手づくりする方法をご紹介します。


ご案内の手づくりラインは、サークルなどで楽しむ人達にも、新しいビジネスモデルのテニス事業に取り組む関係者にも 役立つものです。
この特製ラインテープは、市販品の半額以下の費用で製作可能です。 
更に 繰り返し脱着の可能な点が 経費の節約と楽しむ人達の 参加費の低減につながります。


体育館などにコートを最初に特設する場合 規定コート各ラインの長さを計測する必要があります。 
しかし 次回に楽しむときは 最初のラインテープを計測なしに床面に貼りつけることが出来ます。 
脱着可能なテープの特徴は ライン特設と撤収を素早く行うことができる点です。
 S・ST ・スーパーテニス 競技規定 ( 規定3 ) 競技コート

室内施設の競技は 天井の高さは公式競技は8m以上とし、その他競技では2,5m以上とする。 

室内の高さが規定に満たない施設は、ローカルルールとして、打球が天井の一部にふれて相手コートに入った場合はレットとし ポイントをやり直すものとする。 

天井に接した打球が相手コートに入らなかった場合は 失点とし サービスはフォルトとする。

競技スペースは、公式競技では 21m×10m 以上とし、その他競技では ベースライン後方に 3m以上、コート横方向に1,5m以上とする。 競技スペース並びに天井の高さ規定に満たない場所では、ローカルルールを設け、プレイヤー並びに審判員が競技前に確認した上で適用する。


費用を節約する競技ライン手づくり方法 と コート特設

※特設コート用のラインテープは、粘着力の強い梱包用テープと 粘着力の弱い、室内工事や塗装などの際に使用する養生用テープを貼り合わせて製作します。  この方法で製作したテープは 砂やゴミなどの汚れの多い床面で使用すると繰り返し使用できる回数が少なくなります。

※コートラインを設定する前に ラインテープを貼りつける床面が汚れていた場合 モップなどで清掃すると 脱着可能な回数を大きく増やすことが出来ます。
  

    
     

競技コートを特設するラインの製作は 最初に養生用テープを貼ります。 次にその養生用テープの上にしっかりと白色の梱包用テープを貼り合わせます。
真直ぐに貼りつけるコツは、一方の端を固定してから、もう一方の端を強く引っ張りながら一気に貼りつけます。

梱包用の粘着力の強いテープを使用した場合 繰り返しの使用はできませんが、二重に貼り合わせた養生用テープの粘着力の弱さが役立ちます。

既存体育館を利用する場合 特設ラインの設定時間を少なくする方法として 体育館の既設バドミントンラインの活用方法  もあります。

この特設ラインテープは 競技以外に 学校や企業、病院などの施設でも活用が可能です。 材料とする養生用テープも包装用テープも 競技スポーツ専用テープと比較して数分の一の価格 ホームセンターなどで購入可能です。 繰り返し脱着出来る点で 更にランニングコストに優れたラインとして使用できます。

大小様々な商業施設内の誘導路案内にも使用できます。 
床面に接地する養生用テープの粘着力の弱さが脱着を容易にしており テープを剥がした後のノリ残りもありません。