スポンジスーパーテニス競技規定の解説と競技設計について

 競技ボールについて
スポンジボールは各社から市販されていますが、その大半は幼児向けを目的として製造されたものです。
成人の体力で楽しめる競技スポーツの内容をもつスポンジスーパーテニスは、硬式テニスと同様に競技中のボールは強打することも、強い回転を与えることもあり、幼児のみを対象とするボールと比べて損耗に留意が必要です。
日本スポンジテニス協会として、競技用としての耐用性と3バウンド後の打球を認める競技規定に従い、成人の体力、競技レベルにも適した条件のボールを選定し、愛好者や関係団体に推奨しています。 成人競技に適したスポンジボールの製造、市販が更に増えることが期待されています。
なお、レクリェーションや子供達のテニス練習などではサイズ等にこだわらず、市販の各スポンジボールで楽しんでください。

 ●コートの設定について
コートのライン幅は、ベースラインとフロントラインは、5cm以上10cm以内、他のラインは5cm以内、ラインは白色を基本とします。 コート面によってはラインを明確にする目的で他のラインカラーを使用することが認められます。

 ●競技ネット中央部を硬式テニスと同じく低く設定
        硬式テニスのネットコードにはワイヤーが使用されていますが、スポンジテニスでは、ナイロン製、もしくは綿製のロープがネットコードに用いられています。 その緩み易いロープの材質を考慮した上で、競技に影響のない高さを研究し、体力の少ない人達にもネットが簡単に張り易いレベルの高さを規定しています。
少しゆったりと張ることを競技規定として認めたネットの側端部と中央部の高さには12cm〜15cmの差が生まれます。 なお硬式テニスネットの場合は15,6cmの差がありますが、スーパーテニスでは硬式テニスと同じく、初心者などのテニス練習ではネット中央部の低い位置を中心に打球することでサーブもラリーも確実性の高いプレーができることを指導要領のひとつに加えています。
またスポンジスーパーテニスは、サービスを行ったボールがネットに触れても、その打球を有効と規定しています。 この規定はゲーム中にネットの高さが僅かに変動することも多々ある点も考慮し、ノーレットの規定を設けています。
 ●フロントラインの設定について
ネット際に落ちたボールをネットにラケットを触れずに打球するのは、むずかしい技術のひとつです。 スポンジスーパーテニスは、障害や体力不足によって身体のバランスがとりにくい人達の動きも考慮し、ネット近くの危険を少なくする上からも、フロントラインを競技設計して規定に加えています。      
 ●1ゲーム5ポイント先取方式の採用
子供達や初心者、高齢者など、誰にでもカウントすることが簡単な方法としてこの競技方法が設計されています。 5本の指を使ってポイントをカウントする方法は、国際的にも多くの人達が楽しさを共有できることを考慮しています。
5ポイント先取のゲームはノーアドバンテージ方式のためデュースがありません。このためゲーム進行を早めることができます。 少ない時間の中でも多くの人達がゲームの楽しさに参加できる方法として評価されています。

 ●1セット、2ゲーム先取のゲーム方法について
スポーツは見ることよりも、自分でプレーすることに多くの人達は楽しさを感じるものです。 待たされること少なく、多くの人達がプレーのできる方法として、2ゲーム先取方式の競技方法も認めています。
このゲームは1−1となった場合、第3ゲームの双方の得点合計が3点、または6点になった時点でサービスのみを交代することで可能な限りの公平性を図っています。

 ハンディキャップテニスルールの採用について
高齢者や障害のある人達、子供達や病弱の人達、重度の運動機能障害のある人達のテニス参加を可能としたハンディキャップテニス競技ルールを適用することができます。 スポンジボールの安全性を活かし、誰でも楽しめるスポーツの世界を育て、バリアフリースポーツの新しいスタイルをゲーム方法の中に具体化されています。      
             
開発設計  ハンディキャップテニス研究協会  (※現在は JHTFクリエイト)

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