大規模災害発生に備えた防災情報と緊急時の支援人材情報ネットワーク機能と
緊急時の食料、衣類、その他生活物資の需給状況の管理可能な地域事業センター機能を備えた

CPRフリートレーニングセンター365の開設        


このプロジェクトは、阪神淡路大震災の地域サポート活動に関わった際、災害発生当時の状況を思い(※参考ファイル)、避難所での生活の様子、仮設住宅での生活状態を繰り返し見守った経験と、日赤や地域消防局による救急法の講習の現状をベースにして企画しています。
目の前で人が倒れ、意識障がい、呼吸停止、心(臓)停止などが起きているとき、その人の命を救うためには1秒でも早くに心肺蘇生などの処置が必要ですが、この処置技術を救急車が到着するまでに措置できる人達は少ないのが現状です。

現在、心肺蘇生の基礎講習を経験した人達が、アマ・プロを含めて国内に数百万人規模で存在するのですが・・  事故などで意識がなく、呼吸や脈拍が停止した状態の人を眼前にしても、その傷病者を助けたいとの思いを持ち合わせながら、自信の不足から蘇生のための処置を行う勇気に欠くことが多いものです。
しかし、そのまま放置しますと、救急措置が開始されるまでの数分間の不足が傷病者の社会復帰の機会を少なくし、最悪の場合、人の生命を消してしまいます。やさしい心を具体的に活かす方法を考えたいものです。

救急法の一般講習が各地の日赤や消防局の指導員により様々な場所で実施されていますが、このとき受講する内容は傷病者を救う心構えと基本の知識や実技の一部を学ぶ救急法の第一歩です。 実技については繰り返しの研修が必要なのですが、数時間程度の講習の中で、実技は1,2回の経験に終わることが多く、多くの人達は実務として役立つレベルまでには遠く、力不足は確かです。

近年は運転免許の取得に際しても救急法講習の受講が条件つけられていますが、救急法について最初の一歩を学んだ人達の大半がその後に更に研修機会を増やすことができれば、家族や周辺の人達の緊急事態に対処し、障がいの後遺症発生を未然に防ぎ、かけがえのない生命を救うことが可能になります。
  

このプログラムの企画に際し、各方面への聞き取り調査を消防官、警察官、そして、医療関係者などにも広げて、トレーニングセンターのニーズについての関心などの確認を進めました。 火災や建物崩壊などの事故現場で活躍される消防官、交通事故の発生に現場で傷病者と早くに接する警察官が救急隊の到着までに行う一次救命の措置技術とそこに関わる積極性について質問したものですが、役職の方々を含めて第一線で活躍する関係者からの回答の多くは、救急法を概略理解していても、講習を受けたのは数年前、十数年前のことになると答え、事故の現場で心肺蘇生の措置まで行うことには自信がないとの回答でした。

警察関係者の場合、専門の分野、内容が違うことを考えると、救急隊の到着を待つ・・ といった方法が唯一と思う人達がいる一方、数分数秒でも早く自らの手で必要な傷病者の命を救い、健康を守るための実務レベルの救急法の修得には関心が高い・・と答えられた人達がインタビューやアンケートの中に数多くおりました。

医療関係者については、それぞれが専門性を保有して傷病者などに対応されているところが多く、CPRを行う行動は、日頃から救命センターなど救護医療の措置が必要な部署にある人達を別にし、心肺蘇生の手当を確実に進めるための研修機会が勤務時間に影響しない任意の時間に得られるのであれば参加したい・・との回答もありました。

こうした現状とニーズに対して少しでも役立つものに・・事故や災害の現場で心肺停止になった人達の命を回復する一次救命措置を多くの人達が積極的に進めることのできる技術レベル向上の研修センター設置を考えています。
この研修施設は一般の人達や関係の専門職にある人達の生活が、旧来の平日や昼間勤務のスタイルから休日の勤務や24時間制の勤務など、不規則な時間帯での勤務体制の中にあることも多く、そうした人達にも利用し易い内容のトレーニングセンターの開設と運営を図りたいと考えています。


CPRフリートレーニングセンター365の名称で開設するこの施設は、年間24時間体制で休むことのない運営を図ることにより、平常時はいろいろな人達が心肺蘇生の技術研修に必要な訓練教材を任意の時間帯に利用できることを可能とする施設です。この施設は万一の災害発生時には災害対策と関係情報を集発信する拠点として活用できるものとして、センター開設の計画としては、新たに建設される24時間営業のコンビニ施設内に隣接するカタチで実現させたく、防災や市民生活の安全を図ることに理解をもつ企業や行政との連携による実現を望んでいます。

コンビニの施設に隣接させる方法は、災害の発生時、その企業ネットワークが備えているインターネット活用による商品保管情報、資材供給への速断と輸送面の機動力に優れている点が地域緊急支援に役立つと考えています。 また、こうした施設は地域の人達をはじめとして見知らぬ人達も数多く集まり易い場所であり、日頃から多くの人達のコミュニケーションを生み出せる場所であり、情報の交換等に優れた空間であることを活用させたいと思います。

この企画は、災害被災地域への支援活動(現地活動/側面支援/後方支援)を終了しました2000年以降の事業として計画し、開設に向けた調査研究と資金づくりなどが続いています。  新しい時代の防災、福祉、医療の在り方は、従来の専門性や分野の枠にとらわれることのない様々な分野、各種の業界、地域の壁を縦断したネットワークづくりによって、社会のニーズに適応させることが可能です。 このセンター開設と広域への普及は、そうした取り組みのひとつとして多くの理解が得られれば幸いです。


 CPRフリートレーニングセンター365の開設を全国各地に・・・


特定非営利活動法人日本ハンディキャップテニス連盟