さわやかなスポーツ心が集い 伸び伸びとしたプレーと歓声に包まれた
スポンジスーパーテニス関西オープン2002  レポート


 12月8日に開催した
「スポンジスーパーテニス関西オープン2002」 は、6歳のちびっこから 70代までの人達の参加がありました。
 会場の<
なみはやドーム・サブアリーナ>に 女子テニス連盟大阪支部の会員と多くのボランティアの協力によって スーパーコート5面と
 スーパーボレー3面を特設し、そのコート上で 各種の講習と競技を実施、さわやかな笑顔と歓声が会場いっぱいに溢れていました。

 障害の子供達も 障害のない子供達も 参加できるイベントには 元気な若いカップルや高齢の人達など幅広い年代の人達もゲーム交流を楽しみました。
 2年前に実施したこの会場に、楽しいスポーツに出会って嬉しいと感想を述べられた高齢の婦人が 今回も参加を楽しみに来場しました。
 一方、インターネットでこの企画を見つけてメールで連絡された方々など 様々なお問い合わせと参加申込がありました。


   申込者の中に 次のような内容の連絡を送ってきた方もおりました。

 はじめまして。我が家には、11歳(5年生)の脳性まひの女の子がいます。
 今、クラッチを使って、学校にも元気に通っています。
 でも、スポーツとなるとなかなかうまく体が、使えないのです。
 とっても、意欲のある子なのでこんな企画があるのを知って、これなら、楽しんでスポーツできるのでは?
 参加するのは、どの企画クラスがいいでしょうか?    と思い、メールを送りました。



この少女は 日頃は 2本のクラッチ(杖)を使用していました。 
その杖でバランスをとりながら立ってのプレー、他の人達の数倍も疲れがあったことと思われましたが、懸命にボールを打っていた姿に この大会企画の
実現に苦労された多くの人達を思い起こし、無事にイベントを開催できたことに感謝と感動の中で見守りました。 
 
元気でヤンチャな妹さんとご両親が一緒に参加したこの日、指導者やボランティアのやさしい励ましを受けながら、はじめてのスポンジテニスを楽しんで
いました。 笑顔の素敵な彼女がこのテニス経験を自信にして、障害に負けることなく、いろいろなことにチャレンジして行かれることを願っています。

                         

車椅子で参加した女性とそのご主人が、スーパーテニスゲームで 小学生チームなどと競って楽しむ様子も見られました。 
福祉関係者が施設の高齢者が楽しめるスポーツとして導入するための可能性を確かめられたり、知的障がい児のスポーツ指導に関わっている指導員や
豊富なテニス経験をもつ人達など 今回のスーパーテニスのもつ特徴を実技体験を通じて理解を深めていました。


                          

この関西オープン参加対象者の年齢は3歳から90歳と幅広く、テニス経験の有無や障害の有無も問わないことで、いろいろな人達が会場に集いました。
インターネットやテレビ、ラジオの放送を見て参加された人達、ポスターやチラシの内容を確認して申し込まれた人達などが参加しました。

スーパーゲームのシングルスではファイトを燃やしてコートを駆け回った小学生達、ダブルスの練習ゲームでは子供達のプレーに押され気味の成人チームなど、日頃は経験することの少ない子供達と大人達とのテニス競技対戦を楽しんでいました。 
冬の寒さが日毎に増していく12月、なみはやドームのコート上に 新しいスタイルの競技交流が大きく展開しました。 


                            

バリアフリーの名称は障害の壁を取り払う内容に しばしば用いられますが、このスポンジスーパーテニスは 年齢や競技力の大差も超えて楽しむことの
できる新しいバリアフリースポーツです。 この日は、参加した人達がいろいろなふれあいのひとときを楽しまれた一日でした。

このイベントは昨年に続き、日本女子テニス連盟大阪府支部の会員と多くのボランティア活動に運営が支えられました。 子供達とゲームペアを組んだり
競技後のアトラクションのターゲットテニスで 「がんばってな! 」 と声を掛けたり、子供達が懸命に賞品ゾーンを狙うターゲットプレーには
「惜しい 惜しい ・・」 と温かな声をかけるなど、その風景は 他のテニス会場では見られない やさしさと楽しさに包まれていました。 

会場に特設したスーパーコート5面とボレーコート3面は フロアテープ上に重ねた白色テープで製作したラインテープを床面に貼りつける方法で作業を
進めました。 この作業には2001年企画に協力された経験者が スピーディーにセッティングを完了させ、多くの参加者を迎えることができました。



当日、会場内に各メーカーの協力により スポンジテニスラケットなど用具の展示コーナーを設けました
スポンジテニスラケットは 子供用として製造、販売されているものが大半ですが、いずれのラケットも成人の体力に適する耐用性が
本イベント企画の 日本スポンジテニス協会、ハンディキャップテニス研究協会の長期使用によって確認されています。

将来 成人向きにデザインされたものが発売されるまでは 年齢に関係なく市販されている現行モデルを使用することができます。
スーパーテニスは ラケットのデザインや重さには制約はありませんが、ラケットサイズは長さ
55cm(市販製品で 21インチ以下) に競技規定しており
成人も子供達も身体の大きさに関係なく、同じサイズのラケットを使用する競技方法は このテニス内容の魅力のひとつです。


表彰式では・・障害に負けず懸命に練習した少女に対し 成人の受賞者が ご自分のトロフィーを贈られる 爽やかなひとこまもありました
子供達は 競技終了後のターゲットテニスの企画に参加し、一番大きな賞品となるラケットを狙って楽しむ歓声が 会場を包んでいました。


「スポンジスーパーテニス関西オープン2002」 を完了して ・・  JHTF理事長 三宅孝夫

このイベントの内容は 今回も多くの方面の理解と温かな協力の中で、多くの人達に新たなふれあいの機会と楽しいひとときを紹介することができました。
このページを通じて関係各位に心よりお礼申し上げます。 また、このテニス企画を楽しみに参加された人達、子供達にも感謝しています。
次の機会、また元気に再会できることを主催者、ボランティアの人達も楽しみにしています。

スポンジスーパーテニスは健康の向上に良き効果を生むスポーツのひとつとして、地域産業の活性にも役立つ内容です。
今後もこのテニス内容の広域普及と良き万人スポーツの環境づくりが積極的に各地で進められることを願っております。

スポーツの最盛期にあっても楽しむ機会が得られない状況に置かれ、見過ごされてきた人達が数多くいます。
長い間、障害など様々なハンディがあることによって スポーツに参加の機会なかった人達に対して、やさしい視点で参加方法を掘り起こす人達が増え、スポーツ産業の新たな展開と活性化への道を開くことを期待したいと思います。


講習やゲームに参加した方々の 感想 →
 

   後    援   財団法人日本体育協会  財団法人日本テニス協会
            社団法人日本プロテニス協会
             社会福祉法人NHK厚生文化事業団   大阪府教育委員会

   大会助成   日本体育・学校健康センター スポーツ振興くじ(toto)

   協   力   日本女子テニス連盟大阪府支部  NHK大阪放送局(企画紹介)  他
   協   賛   ダイワ精工  ヨネックス  ミズノ  アメアスポーツジャパン  ダンロップスポーツ

   会   場   なみはやドーム (大阪府立門真スポーツセンター) サブアリーナ 

   主    催   特定非営利活動法人日本ハンディキャップテニス連盟 (JHTF)
   主    管   日本スポンジテニス協会