トピックス  地域レポート 第9回チャリティーバザー 2001年11月3日
地域への温かな貢献活動を続けて ・・・

湘南の海岸を正面にした 鎌倉シーサイドテニスクラブ では クラブとその会員が力を合わせ、毎年、チャリティーバザーを開いています。 その収益金で地元の社会福祉協議会の希望内容に沿って、一般貸し出し用の車椅子や在宅介護用ワゴン車などの寄贈を続けています。
また、阪神大震災の被災地やルワンダ難民基金にも支援を送り、更に1994年に開始した障がいのある人達にもテニスの機会を広げる 「ハンディキャップテニス in 鎌倉」 の運営費などにもバザーの純益金を充てています。

 第9回目になるバザーは地元でも評判が高く、この日も早くから開場を待ちかねる人達が入口に集まっていました。
開場10時、通常はスクールコートに使用しているハードコート上に設けた仮説テントの下、衣類はじめ様々な品物が展示され、コート外側には飲食類の屋台が設けられていましたが、午後1時30分頃には完売御礼の放送が流れ、チャリティーバザーを終了しました。 バザーの準備と販売に関わった人達、会場を訪れた人達、心温かなふれあいが生み出す雰囲気は、湘南の風に似て、さわやかでした。
   
会場では子供達などが飛び入りでテニスを楽しめる内容で、硬式テニスのスピードガン測定もあり、
子供達はクラブコーチからスポンジテニスなどの指導を受けて楽しんでおりました。
    
    
雨の心配もあった当日ですが、風はなく、子供達はテニスや会員の手作り竹とんぼなどに熱中し、その顔が輝いていました。 設営から撤収まで多くの人達が力を合わせたチャリティーバザーです。 会場の入口に掲げられた横幕には やさしさをありがとう! と書かれていました。
 会場を訪れた人達とクラブ会員みんなの力が生み出している地域貢献と内外支援へのやさしい活動が毎年続いていることの表現と感じました。
 会場の透き通った空気とやさしい笑顔をまたお訪ねしたいと思っておりましたが、クラブは1977年からの事業を終了し、2010年6月に閉鎖しました。
 しかし、クラブは閉鎖しても、そのときの多くの人達のやさしさはいつまでも人の心に残っています。 
ここにクラブのやさしさにふれあった人達に代わって 
ありがとう と申し上げます。

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