大震災被災地 支援活動

被災地域でのボランティア活動に向かう方々へ

enh-a001  現地に向かう前に調べておきたい内容 / 被災地域から戻って更に知識を深めたいもの
enh-a002  被災地域の避難所で必要とされる 被災した方々のストレス改善への工夫
enh-a003  今必要とするもの  避難生活継続の中で必要とされるもの / 大きな避難施設の外にも目を向けて
  
enh-a002    被災地域の避難所で必要とされる 被災した方々のストレス改善への工夫
参考ファイル
被災地域活動
資料2

 避難所施設での被災した方々のプライバシーを守る工夫が必要 ・・

被災した人達が自宅を失い、また安全が確保出来ない自宅を離れて避難所で生活している方々の様子を報道の画面で見られた方も多いと思います。 多くの人達の避難場所となっております施設の規模は大小様々です。 学校などの体育館では数百人の人達が一人タタミ1畳程度のスペースの中で寝泊まりしております。 隣にいる人達が日頃の知人、友人とは限らず、会話も少ない時間を過ごしているケースも多々ありますが、会話の有無よりも、多くの人達の心の負担となっているのが周囲からのプライバシーを守ることの出来ない環境です。


緊急事態の中にある状況ではやむ負えない厳しい避難生活環境ですが、仮設住宅への移転など被災した方々が避難所の生活から多少でも生活の質が高められる方向に国政、行政の関係方面などの取り組みが進みつつあるものの、まだ長い避難所生活を余儀なくする人達も数多くおります。 そのため現状の環境の中で少しでもストレス減少につながる工夫が進められればとその方法についてご紹介いたします。

この方法は過去の大きな地震被害を受けた地域の避難所施設で実施されて一定の効果があったことが報告された内容です。
段ボールを使用した間仕切りを体育館などで生活されている人達の寝泊まりスペースを 区切る方法です。
厚さ5mm前後の段ボールですから、限られたスペースを少なくする心配はなく、その区切りも縦横すべてを囲むことなく、通路スペースの確保も必要ですから 寝る姿勢の足元部分については 開放しておきます。



使用する段ボールは専門メーカー製作の無地の大型サイズが適当です。 市販価格で1梱(1箱)単位で200〜300円程度と思いますが、大量に購入される場合はかなり低価格になります。 この点はインターネットや専門メーカーの情報でご確認ください。

避難所で 段ボールを組み立てるとき、床面から40cm前後の高さになるようにします。 この高さは横になったときに周囲の視線から隠れ、少し頭を上げると 隣の人と顔を合わせて会話も出来ます。 周囲の視線を気にすること少なく就寝出来れば ストレスも減少します。

この段ボールを複数使用して、体育館などの隅に縦型の衣類の着替えボックスをつくることも出来ます。
どのように作るのか?・・ 避難した方々と相談しながら進める方法・・ みんなでアイデアを出し合う 創造力を発揮する機会です。 

この段ボールについて、自宅や会社内に空箱になったものがあっても、一度使用したものを被災地に送ることは厳禁です。
支援の活動も支援の心も常に相手の人達の人格を尊重したものが伴わないと相手の方々の心には通じません。

過日、他の被災地支援で 避難所に各地から送られてきた衣類の整理を進めた際、その中に洗濯もされていないものが含まれていました。
どのように厳しい生活環境に置かれている人達であっても、ボランティア活動の方々と同じ・・そのひとりひとりにプライドがあります。
こうした点は 被災地域支援活動とは別に 障がいのある人達と接する心にも通じるものです。


この段ボールでつくった間仕切りは、避難所を離れるときに本来の段ボール箱に組み立て、手元近くの物品の移動に使用します。
また 避難所には ゴミとなるものを残さない工夫も大切です。 なお、間仕切り用の大型サイズの他に小型サイズも送ることが出来れば、その箱は小物入れにも、箱を裏返して小さなテーブル代わりにも使用出来ます。

ご紹介の他にも ボランティア活動に取り組む方々が被災地や避難所を訪ねる前、また 訪ねた後、被災地域の人達の厳しい現状を 少しでも改善できるアイデアが生まれていくことを願っています。
  


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