東日本被災地域サポートプログラムは、仮設住宅などで周囲との関わりの少なくなったひとり暮らしの人達の孤独死を防ぐことに役立つ年代間を結ぶ会話などを日常的に楽しむことのできる環境づくりを進めて参ります。この企画の一環として・・ 子供達と高齢の人達でチームを組んで手縫いの用具づくりを企画しています。 また、センター送迎用バスを有効に活用して、周辺の人達と一緒に買い物に出かけたり、センター施設の中に設けられた
ふれあいコーナー を利用して戴き、いろいろな人達の日頃の健康維持に役立て、手軽にできるSSTのスーパーボレーなどで身体を動かし、ゆっくり会話のできる時間を楽しんで戴きたいと考えています。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩む子供達について、外見では気づきにくいところですが、こうした点は一緒に遊べる友達の存在があれば、寂しさなどから早くに立ち直ることに役立ちます。支援プログラムの中に
運動やスポーツ経験の少ない子供達も手軽に楽しめる新しいテニス内容を活用している理由です。
心の傷は、消防・警察・自衛隊などから派遣された方々の中にも、救助の出来なかった状況や遺体となった方々の捜索などの厳しい心理状態から、PSTDの障害に苦しんでいる人達もおります。貴重な活動を継続された方々の存在を忘れがちになっています。
被災した方々への支援と同じに、心ある人達の力で支えたいと思います。 |
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被災した立場でも出来ること・・子供達と高齢の方々が心のこもった手づくり用具を国内外各方面に寄贈する取り組みもプログラムのひとつにしています。
高齢者と力を合わせる大切さを手づくり作業から、出来あがった製品が多くの人達に喜びをもたらすことは、子供達の感性を磨き、自信を育てることに役立ち、ストレスの症状改善に効果があります。 |
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基金で開設する事業運営管理センターは、地元のソーシャル事業の基点として長い期間が必要とされる地域復興と地元住民の生活環境の維持を支えるセンターとして、また、地震や津波などの再発に備えた防災と緊急情報センターとしての役割も担う拠点とします。
センターでは、CVA(脳血管障害後遺症)の在宅リハビリを続けている人達や認知症の人達を支える家族などの日頃の生活の質(QOL)を向上させていくことに役立つ企画を設け、認知症の予防と軽度の症状改善にスポーツの効果をデータ化する国内唯一の研究プログラムを進めます。また、社会の隅に置き去りにされる人達の存在が被災地にもあります。地元の人達の力で温かく支える力・・を元気の源のひとつとする新しい街づくりをサポートして参ります。
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