全盲の人達の外出などの行動 ・・ 生活環境の中で必要な
ガイドヘルパー、ガイドヘルプの活動
外出に不安のある視力障がいの人達に付き添って、その歩行を介助・誘導するのが ガイドヘルパーです。 ガイドヘルパーは、視力障がいの人達の生活を充実させることに貴重な役目を果たしています。  歩行の安全なガイドを行うガイドヘルパーは身体障がい者福祉法(行政サービス)の一環に指定されています。

視力障がいの人達の中には、白杖を使用してひとりで歩行のできる人達がおります。 また、盲導犬をパートナーとして外出のできる人達もおります。 しかし、不慣れな地域を歩行するとき、道路上にある障害物や走行中の車、自転車などの存在を目で確認のできない人達の周囲には危険が数多く溢れています。
道路上に点字ブロックが設置されているところがありますが、こうした設備は、視力障がいの人達に関係する施設が建設されている地域とその当該施設までの通路のみに限られているのが現実です。
近年は公共施設のみならず、民間施設の中にも点字ブロックや点字ボードを設置するところが増えていますが、まだ僅かな地域と特定の場所や限られた範囲に留まっています。

盲導犬の活動が高く評価されていますが、関係者の懸命な努力が続いている中、一頭、一頭の盲導犬が視力障がいの人達の歩行の安全に役立つパートナーになるまでには多くの時間と資金が必要です。 視力障がいの人達が安心して外出できる環境を生み出すために、盲導犬の普及に多くの支援が望まれるところです。

いろいろな場所に出かけて、多くの人達と交流することは楽しいものです。 当サイトで紹介しておりますテニス講習やイベントの企画も、視力障がいの人達のスポーツライフを豊かにするものと評価されていますが、NPOとして可能な範囲のひとつひとつの企画が、ふれあいの機会が増やしています。 多くの人達がQOL(生活の質)を向上させ、人と人の温かな絆を育むことに少しでも役立てばと考えています。
ガイドヘルプの方法は ・・・
右腕のひじのところを視力障がいの人の左手で握ってもらい、相手の歩調に合わせながら半歩先を歩きます。
このとき、はじめてガイドヘルプする人の中には、相手の身体を自分の腕で固定するようにしっかり抑えてしまう方がおります。 自分の身体と一体化してヘルプする方法が安全だと考えていることによる動作と思われますが、特別なケースを除いて、この方法は障がいのある人達が望まない方法、スタイルと聞きます。

視力障がいの人にとって、ガイドヘルパーの身体の一部にふれることのできる程度の距離(10cm以上)を設けたヘルプは圧迫感も少なく、リラックスして歩けます。
ガイドヘルプは、白杖をつかんでいない側(※一般的には右側が多い)に立ち、右腕のひじ または 右肩 に視力障がいの人がふれることのできるようにして歩行を進めます。 歩行の速さは、視力障がいの人のペースに合せて、時には、疲れが出ているかもしれませんし、体力の弱い人達もおりますので、ひとりひとりの個性の違いと、相手の気持ちを察しながら行動します。

歩行を誘導する・・という気持ちよりも、気の合った友人と連れ添って歩く・・ という気持ちでガイドヘルプが出来れば素敵です。
こうした心の持ち方は、ホームヘルパーやボランティアとして、高齢の人達や障がいのある人達の介助、介護を行う様々なケースにも共通する内容です。


ガイドヘルプは背中や肩を後ろから押したり、杖や衣服をつかんで引っ張ったりするようなやり方は不安感や恐怖感を与えます。
道路の障害物や危険物の存在、街の様子や行き交う人達の服装などを説明しつつ、明るい雰囲気をつくりながら安全歩行を継続出来れば、視力障がいの人達にとって、外出がより一層楽しい時間になることでしょう。

ガイドヘルパーの活動をはじめる場合、地域の社会福祉協議会やボランティア・センターで実施している講習会や体験学習に参加して、ガイドヘルプの方法を身につけておくこともひとつの方法ですが、しかし、こうした講習経験がなくても、周辺に白杖をもって歩行している方を見かけたら、その様子からガイドヘルプが必要と推測した場合には、近寄って、そっと 声をかけてください。 例として ・・ 「よろしかったら、改札口までご案内しましょうか」   「どこかをお探しですか。よろしかったらご案内します」

相手の人と少し距離をおいて声をかけることも必要です。 姿が見えない人に突然、眼前で声を掛けられたら不安が生じることを考えて行動してください。
・・ 大切なことは どのように親切な心があっても、案内や誘導などの更衣を無理強いしてはならないことです ・・
常に相手の人達が必要としている内容と協力の(行動)量を見極めることによって、本当のやさしさが相手の人達に伝わります

ENH索引へ