学校・地域の子供達を見守る方々へ

学校施設の中と 住環境の近くで
       ストレスの少ない子供達を育てませんか・ ・        子供達の明るさと元気を育む環境づくりに向けて

学校の完全週5日制が採用された2002年4月から、児童・生徒の自由な時間帯が増えています。
しかし、近年の子供達の生活周辺を見回すと、少子化の影響もあって同年代の子供達が同じ地域で集まるのは学校以外の場所では少なく、また、遊び相手の少ない子供達も多くなりました。 周辺に遊ぶ場所や遊び相手を見つけることのできない事情もあり、遊ぶ内容がゲームソフトのようにひとりでも遊べるものに偏る子供達が増えているのは時代の流れでしょうか。

ここ十数年の厳しい社会経済の影響は、多くの人達がその心身に様々な負担を感じることを多くしています。 いろいろな事情で苦しむ身近な人達や家族の姿を見ることの多い子供達の心にも影響を与え、そこにストレスが生まれています。 大きな災害や事故にあったときにも子供達の小さな心は傷つけられます。
ストレスの発症とその影響がもたらす様々な問題が子ども達の間に数多く生まれています・・ 身体の傷よりもストレスという心の傷の回復には多くの時間と様々な対応を要するものですが、子供達の傷ついた心のケアには長い歳月が必要となります。

子供達のキラキラ輝く瞳、明るい笑顔は健康の証しです。 
伸び伸びとした活動や遊びの中で豊かな感性が育まれる環境が整っていれば、ストレスを生み出すことも少なく、例えストレスが生まれても子供達自身の力で早くに回復させることが容易なのですが、そのための環境づくりは大人の役目です。
心も身体も元気な子供達を育てる環境づくりの一環に、誰にでも親しめるスポーツを取り入れてみませんか。
スポンジスーパーテニスは新しい学校スポーツとして導入した場合、運動やスポーツの苦手な子供達にも容易に親しめる特徴があり、従来の学校体育に新しい風を吹き込むことと思います。
    
このスポーツは子供達をはじめ、その周辺で見る人達にも安全性が高く、スポンジボールを使用していることで下校後の自宅周辺の空き地や公園で楽しむこともできます。 また、この遊びの仲間を子供達は周囲に見つけ易いのも学年や体力の違いにこだわらないこのスポーツの特徴です。
大人同士で親しむスポーツとしてもこのスーパーテニスはゲーム開発が進みました。 ボールの安全性が高く大人と子供達が全力で打ち合うことが可能となり、これまでのスポーツでは数少ない体力や競技レベルの壁を取り除き、障がいという枠も排除する新しいスタイルのバリアフリーの世界です。
 
誰もが簡単に楽しめるこのテニスは、少ない予算でも揃えられる用具類とその用具の取扱いが子供達だけでも安全にできる点などはじめ多くの特徴を備えています。 遊び方(ゲーム方法)を子供達自身の力で工夫できることもあって、いくつかの災害被災地域の子供達と接したとき、基本のゲーム内容を理解した子供達が独特のゲーム方法を創造力豊かに次々と工夫して楽しんでいました。

自主性のある子供達、創造性豊かな子供達を学校や地域がそれぞれの優しさとゆとりある心をもって育てることが出来ればと思います。 このテニスはどんなに重い障がいのある子供達に対しても参加方法を工夫できます。 年齢差や体力差のある子供達のいろいろな心を交流させることも可能とするスポーツを学校体育や地域の遊びのひとつに加え、その特徴を活用してストレスの少ない子供達の元気な姿と笑顔を増やしていきませんか。
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JHTFでは日本スポンジテニス協会事業を主管として、子供達の健全な育成を考える方々との連携、協力を図ります。 学校スポーツ、地域スポーツを育む関係者などへの実技プログラムを用意し、指導者講習、セミナー等で紹介を進めています。 参加した教職員、地域スポーツ指導員の多くがこのスポーツの面白さと、誰にでも簡単に楽しめる内容に高い評価を寄せています。 資料だけでなく実技参加で内容と効果をご確認ください。 

特定非営利活動法人日本ハンディキャップテニス連盟

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